食事と並び、家康の長寿を語る上で欠かせないのが「鷹狩り」を通じた運動習慣です。記録に残るだけでも生涯に1000回以上、晩年になっても馬を駆って野山を駆け巡っていました。
家康自身、鷹狩りを単なる貴族の娯楽とは捉えていませんでした。「野山を歩き回ることで足腰が鍛えられ、身体の血の巡りが良くなる。家臣たちの動きも観察でき、民の暮らしも肌で知ることができる」と語っており、総合的な心身トレーニングとして位置づけていたのです。
朝日を浴びながらの激しい全身運動は、骨粗鬆症を防ぐビタミンDの生成を促し、基礎代謝を高く保ちます。質素で栄養価の高い食事と、ハードな有酸素運動の組み合わせ。現代のスポーツ医学から見ても非の打ち所がない「食事×運動」の黄金ルーティンが、70歳を過ぎても戦陣に立ち続ける体力を支えていました。