8階から10階にかけて広がるフードホールやレストランフロア。そこは単なる「グルメスポット」を超えた、食の未来を体感する場へと進化している。ヴィーガンフレンドリーなメニューの充実はもとより、フードロス削減を徹底した循環型キッチン、環境負荷に配慮された生産者指定の食材使用など、意識の高い食の選択肢が当たり前のように用意されている。
一昔前のフードコートにありがちだった「手軽だが無個性な食事」は影を潜めた。器ひとつ、カトラリーひとつにもストーリーが宿る。一人でふらりと立ち寄ってグラスワインと前菜を楽しむ若者もいれば、ビジネスの商談でリラックスした対話を交わすエグゼクティブの姿もある。多様なライフスタイルを受け入れる寛容さと、地球環境への倫理的アプローチが、一皿の料理を通じて提示されているのだ。