「道の駅伊達の郷りょうぜん」がオープン以来、観光客のみならず地元リピーターの心を掴んで離さない最大の要因は、地域資源を徹底的に研ぎ澄ませた「食のクオリティ」にあります。単なるドライブ休憩施設にとどまらず、ここを目的地として訪れる「デスティネーション型道の駅」としての地位を確立しています。
その筆頭が、福島が誇る銘柄鶏「伊達鶏」を主役に据えた多彩なメニュー展開です。施設内のレストラン「りょうぜん茶屋」では、ほどよい歯ごたえと上質な脂の旨みが凝縮された伊達鶏を、贅沢な釜飯や特製ラーメン、サクサクの唐揚げ定食などで提供しています。さらに、フードコートやテイクアウトコーナーで販売される「だてチキンバーガー」は、ジューシーな竜田揚げと特製タレが絶妙に絡み合い、ドライブ途中のワンハンドグルメとして不動の売上を記録しています。運営関係者への取材でも「伊達鶏の消費量は東北の道の駅でもトップクラス」と語られており、看板倒れではない本物の味を提供し続ける姿勢覚悟がうかがえます。
そして、もうひとつのキラーコンテンツが、地元・霊山町小国に本店を構える名店プロデュースの「まきばのジャージー」ジェラートです。搾りたての新鮮なジャージー牛生乳を贅沢に使用したミルクジェラートは、一口含んだ瞬間に広がる濃厚なコクと、すっと消える後味のキレが共存しています。定番のミルクのみならず、伊達市特産の桃を用いたソルベや、季節限定のあんぽ柿、えごまなど、ローカルフレーバーの完成度は専門スイーツ店を凌駕するレベルに達しています。