映画ファンの間でまことしやかに囁かれる「ダニー・グローヴァー引退説」。大作ハリウッド映画への出演ペースが緩やかになったことや、名物キャラクターの印象が強すぎるあまり「過去の人」と錯覚されがちですが、結論から言えば彼は現役を引退していません。
1946年7月生まれのダニー・グローヴァーは、満79歳を迎えました。激しいスタントを伴う過激なアクション現場からは距離を置いているものの、ドキュメンタリー映画のナレーション、社会的テーマを扱った小規模インディペンデント作品への助演、さらには自身が共同設立した映画制作会社「Louverture Films」を通じた若手・第三世界クリエイターの支援など、表現の場を巧みにシフトさせています。
近年では、長年の盟友であるメル・ギブソンがメガホンを取る形で報じられてきた『リーサル・ウェポン』第5作(原題:Lethal Finale)の企画動向が度々メディアを賑わせています。オリジナル版監督のリチャード・ドナーが逝去した後も、ギブソンとグローヴァーは脚本のブラッシュアップと制作実現に向けた対話を継続。高齢を迎えたコンビだからこそ描ける人間ドラマの完結編に向け、その一挙手一投足に映画界の関心が寄せられています。