総裁選の勝敗を握るメカニズムとして無視できないのが、各都道府県連に割り当てられたポイントの集計方法だ。比例代表選挙などで馴染み深いドント方式の採用、あるいは得票数に応じた比例配分ルールは、わずかな得票差を極端なポイント差へと増幅させる。得票率が数十パーセント刻みでポイントに反映される仕組みは、大票田での勝ち越しが持つ意味を劇的に変えた。
「1票の重み」が地方ごとに異なるドラマを生み出す。1位と2位の差がわずか数千票であっても、ドント方式による機械的な換算によって獲得ポイントには決定的な開きが生じる。この数理的アプローチこそが、永田町のベテラン議員たちが終盤まで夜も眠れぬプレッシャーに晒される最大の要因だ。