【単独インタビュー】奇跡の復活から35周年へ——森友 嵐 士が語る「声」の記憶、自然と響き合うロックの現在地の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

1990年代半ば、突如として襲いかかった原因不明の発声障害。歌うことはおろか、日常の会話すら思うようにいかない日々が始まった。心因性発声障害と診断され、そこから14年間という途方ない歳月、彼は音楽の表舞台から姿を消すことになる。

「なぜ自分が」「もう二度と歌えないのか」——失意と葛藤の渦中で、彼を支えたのは言葉との深い対話だった。声が出ない期間、彼は詩を書き、書道に向き合い、自らの内面と徹底的に対話した。声を失ったからこそ、音に乗せる「言葉の重み」を全身で噛みしめることになったのだ。この長すぎる空白期間こそが、現在の彼の人間性と表現力の核を形成している。