「時間指定はあくまで努力目標であり、義務ではない」――これが、多くの宅配ドライバーが本音で漏らす言葉だ。もちろん、約束を守るために彼らは必死に走っている。しかし、マンションのオートロックの解錠待ち、不在による再配達のループ、さらには駐車禁止の取り締まりに怯えながらの作業は、精神的にも肉体的にも限界に近い。
かつては「あって当たり前」だった無料の時間指定サービスだが、現場の過酷な労働によって支えられてきたビジネスモデルは崩壊しかけている。ドライバーからは「指定枠をもっと広げてほしい」「時間通りにいかないとすぐに怒鳴られるのが辛い」といった悲痛な叫びが上がっている。