「話題沸騰の大英博物館展で、絶対に見逃せない至宝は何なのか?」——その答えの中心にあるのが、古代文字解読の扉を開いたロゼッタストーンの展示と、生命観を象徴する古代エジプトの遺物です。
かつて社会現象となった「100のモノが語る世界の歴史」のコンセプトを継承しつつ、今回の展示では大英博物館ミイラ展の系譜を引く精緻な棺や副葬品、死者の書のパピルスが圧倒的な存在感を放っています。さらに、メソポタミア文明の楔形文字粘土板、古代ギリシャの精巧な大理石彫刻、中世ヨーロッパの儀礼品など、教科書でしか見られなかった名品が目の前に現れます。単なる美術鑑賞にとどまらず、各時代の人間が何を信じ、どう生きたのかを実感できるストーリー性の高い構成こそが、本展最大の見どころと言えます。