「大社」とは?普通の神社との違いや格式・名乗れる基準の秘密を徹底解説に関する知りたいポイントを初心者にも親しみやすくまとめました。今すぐチェックことができます。

全国に24社ある大社の中でも、とりわけ高い知名度と篤い崇敬を集める代表的な大社の由緒とご利益を厳選して紹介します。

■ 伏見稲荷大社(京都府京都市)
全国に約3万社あるといわれる「お稲荷さん」の総本宮です。711年(和銅4年)の創建と伝わり、主祭神の宇迦之御魂大神(ウカノミタマノオオカミ)を祀ります。朱色の鳥居が幾重にも連なる「千本鳥居」は国内外から絶大な人気を誇ります。ご利益は商売繁盛、五穀豊穣、家内安全、諸芸上達など多岐にわたり、商業者をはじめとする多くの参拝者が年間を通じて訪れます。

■ 春日大社(奈良県奈良市)
768年(神護景雲2年)、藤原氏の氏神として称徳天皇の勅命により創建された名社です。奈良公園内に位置し、ユネスコ世界文化遺産「古都奈良の文化財」の構成資産としても登録されています。神の使いとされる「神鹿(しんろく)」や、境内に並ぶ約3,000基の燈籠が有名です。ご利益は厄除け、開運、縁結び、交通安全などで、藤原氏の繁栄を支えた強力な神気が宿るとされています。

■ 諏訪大社(長野県諏訪市・茅野市・下諏訪町)
諏訪湖の周辺に位置し、全国に約1万社ある諏訪神社の総本社です。信濃国一宮であり、国内最古の神社の一つに数えられます。最大の特徴は、諏訪湖を挟んで「上社(本宮・前宮)」「下社(春宮・秋宮)」の二社四宮から構成されている点です。本殿を持たず、背後の神体山や神木を直接拝する古代信仰の形態を残しています。7年に一度(数え年)、巨大なモミの大木を山から曳き落として境内に建てる「御柱祭(おんばしらさい)」は天下の奇祭として知られます。主祭神の建御名方神(タケミナカタノカミ)は軍神・勝負の神として武田信玄をはじめとする武将から崇敬され、現在は勝運祈願、事業発展、五穀豊穣の神として親しまれています。

■ そのほかの代表的な大社一覧

  • 住吉大社(大阪府大阪市):全国約2,300社の住吉神社の総本社。航海安全、商売繁盛、厄除けの神。
  • 熊野三山(和歌山県):熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社の3社。蘇りの聖地として霊験あらたか。
  • 宗像大社(福岡県宗像市):沖ノ島を含む世界遺産。日本神話に登場する宗像三女神を祀る交通安全・航海安全の最高峰。
  • 三嶋大社(静岡県三島市):伊豆国一宮。源頼朝が源氏再興を祈願した旗挙げの社。家内安全、商売繁盛。
  • 気多大社(石川県羽咋市):能登国一宮。「気多(けた)」の名が示す通り、多くの気が集まる縁結びの聖地。