これまで数々の名演がこの舞台で繰り広げられてきた。過去には、野村萬斎による迫力に満ちた狂言公演が開催され、満員の客席を唸らせた経緯がある。洗練された立ち振る舞いと静寂を破る声の響きは、今も語り草だ。また、新日本フィルハーモニー交響楽団による重厚なフルオーケストラ演奏が行われた際には、地方ホールとは思えない豊かな残響が場内を包み込んだ。
さらに、映画と舞台の魅力を融合させたシネマ歌舞伎のスクリーニング企画など、ジャンルを越えた表現が次々と試みられている。楽屋裏の関係者によれば、演者側からも「客席との距離感が絶妙で、表現の意図がまっすぐに伝わる」と非常に高い評価を得ているという。