韓国のK-POP産業もまた、ティーンエイジャーや子どもを対象にした育成システムを持っており、日本のジュニアアイドル文化と比較されることが多い。BTSやBLACKPINKといったグループが世界的成功を収めた背景には、厳しいトレーニング制度と徹底したブランド管理がある。
しかし、K-POPにおいても未成年練習生の過酷な環境や精神的プレッシャーは深刻な問題として取り上げられており、韓国政府は「大衆文化芸術産業発展法」などを整備して対応を進めてきた。日本との違いは、問題が顕在化した際の業界と政府の対応速度にある、と複数のメディア研究者は指摘する。
海外から日本のジュニアアイドル文化を見た場合、そのコンテンツの一部は欧米社会の基準では容認されないものとして映ることがある。国際的な視野を持ちながら、日本独自の文化的文脈を尊重しつつ改革を進めていく——その難しいバランスを取ることが、今の日本の芸能産業に求められている。