ステージに彼が立った瞬間、空間の空気感が一変する。群馬県出身の和田颯は、幼少期からダンスに打ち込み、圧倒的な稽古量と天性のリズム感によってその技術を研ぎ澄ませてきた。Da-iCEの楽曲で見せる彼のステップは、ただ正確なだけではない。音の隙間をすくい取るような繊細さと、ダイナミックな体幹の強さが同居している。
特に「Citrus」や「I wonder」といったヒット曲で見せたパフォーマンスの進化は凄まじい。ボーカルの伸びやかな歌声に寄り添いながら、自らの身体をひとつの楽器のように鳴らす。2026年の今、彼のパフォーマンスは単なる「踊り手」を超え、楽曲の感情を視覚化するストーリーテラーの領域に達している。