大谷翔平選手は1994年7月5日、岩手県水沢市(現・奥州市)で3人兄妹の末っ子として誕生しました。「翔平」という名前は、地元・奥州にゆかりのある源義経が八艘飛び(はっそうとび)で宙を舞うイメージの「翔」と、平泉の「平」から名付けられたといいます。
その驚異的な身体能力のベースには、アスリート家系としての確かな遺伝的要素が存在していました。父の大谷徹さんは岩手県立黒沢尻工業高校で球児として活躍し、社会人野球の三菱重工横浜でもプレーした実績を持つ本格派の外野手。そして母の加代子さんは、三菱重工横浜バドミントン部に所属し、国体への出場経験を持つトップクラスの実力者でした。
子供の頃から体格はずば抜けており、奥州市立姉体小学校へ入学した時点で同世代の頭一つ上をいくサイズ感を誇っていました。両親ともに170cm後半〜180cmを超える長身という恵まれたDNAを受け継ぎつつも、後のスーパースターとなる少年は、奥州の穏やかな空気の中で極めてのびのびと育っていきました。