米カリフォルニア州ロサンゼルスのドジャー・スタジアムで行われた一戦は、まさにロサンゼルス・ドジャースの独壇場となった。相手先発陣の立ち上がりを攻め立て、序盤から主導権を握る理想的な展開を構築した。
この日の主役は間違いなく大谷翔平だ。全打席の足跡を振り返ると、その進化は留まることを知らない。
第1打席:初回無死一塁。カウント2-1からの外角高め直球を逆方向へ打ち返し、右中間フェンスを直撃する鋭いタイムリー二塁打。いきなり先制点を叩き出す。
第2打席:3回裏の第2打席は、相手左腕の執拗な胸元へのカットボールに詰まらされ、浅いセンターフライに倒れる。
第3打席:圧巻は5回裏、二死満塁で迎えた第3打席だ。初球、甘く入ったスイーパーを一閃。打った瞬間にそれとわかる打球は、右中間スタンド中段へと吸い込まれる今季象徴的な満塁ホームランとなった。スタンドを揺らす大歓声の中、確信歩きで見送った一打は、チームの勝利を決定づけた。
第4打席:7回裏の第4打席はストレートの四球。出塁直後、間髪入れずに今季幾度目かの盗塁を成功させ、足でも相手投手に圧力をかけ続けた。
一方、マウンドで異彩を放ったのが先発の山本由伸だ。7回を投げNPB時代を彷彿とさせるキレ味抜群のスプリットと、最速158km/hのフォーシームを軸に9奪三振1失点。相手打線に的を絞らせない圧巻の投球内容で、今季の白星を積み上げた。日米のファンを魅了する二人の共演は、まさにメジャーリーグベースボールの最高峰を示すものだった。