大谷亮平のキャリアを語る上で欠かせないのが、約12年間にわたるソウルでの活動歴だ。韓国エンターテインメント産業のただ中に単身飛び込み、現地モデルから俳優へと泥臭くステップアップを果たした異例の経歴を持つ。
韓国歴代興行収入1位を記録した歴史的大作映画『バトル・オーシャン 海上決戦』では、過酷な現場で寡黙な武将役を演じきり、名だたる現地俳優陣と肩を並べた。厳しい競争社会で生き抜いた日々は、彼の表現力と精神力を強固なものにした。
当時、現地のバラエティ番組やドラマで共演した韓国人女優との熱愛疑惑が浮上したこともあった。だが、それらは言語や文化の壁を越えて真摯に作品へ向き合うなかで生まれた、単なる共演者同士の信頼関係に過ぎなかった。過酷な異国での挑戦期において、結婚よりも自らの足場を固めることが最優先事項だったのは明白だ。