「畑のスペースがない」「ベランダで手軽に育てたい」という方にとって、プランター栽培は非常に魅力的な選択肢です。大根プランター栽培の時期も露地栽培とほぼ同様ですが、土の容量が限られるため、地温の急激な変化を受けやすい点に留意する必要があります。おすすめは管理がしやすい秋まき(9月上旬〜9月下旬)です。
大根はまっすぐ下に太い根を伸ばす直根性植物です。容器は「深さ30cm以上」の深型プランターまたは大型の培養土袋をそのまま活用する袋栽培を選びましょう。底に小石や異物があると根が二股・三股に分かれる「又根(またね)」の原因になるため、きめが細かく水はけの良い野菜専用培養土を使用します。
栽培成功の鍵を握る大根おすすめ品種と特徴は以下の通りです。
- 耐病総太り(たいびょうそうぶとり):秋まきの大定番。病気に強く、す入りが遅い。甘みと緻密な肉質でどんな料理にも合う。
- 春吉(はるよし) / YRくらま:春まき専用の晩抽性品種。寒さによる花芽分化が起きにくく、春作でもきれいな青首大根に育つ。
- ころっ娘 / 小町:長さ15〜20cm程度で収穫できるミニ大根。深さ20cm程度の標準プランターでも栽培可能で、播種から約45日で収穫可能。
- 三浦大根(みうらだいこん):首部が細く下部が太い伝統品種。煮崩れせず、冬の煮込み料理やおでんに極上の味わいを誇る。