画像所見や発見されたポリープの性状に応じ、どのように治療や経過観察を進めるべきか、明確な基準を持つことが重要です。
【即座に内視鏡切除(EMR等)を受けるべき条件】
- 大きさが6mm以上の腺腫性ポリープ(将来のがん化リスクを未然に排除)
- 大きさに関わらず、画像上で陥凹面や不整な表面血管が確認される病変(早期がんの疑い)
- 平坦型や鋸歯状病変(SSLなど)で、境界が不明瞭かつ大型化の兆候があるもの
【経過観察(年単位の定期検査)が許容される条件】
- 直腸やS状結腸に多発する5mm以下の明らかな過形成性ポリープ
- 拡大観察・NBI観察において典型的な良性パターンを示し、サイズが極めて微小な腺腫
大腸ポリープの診断において最も避けるべきは、検査を怖がって放置することによる発見の遅れです。早期に内視鏡で発見できれば、開腹手術をすることなく内視鏡治療だけで完全に治癒できるケースが大半を占めます。