大阪府大阪市を中心に展開する各店舗の惣菜コーナーには、他県の人々が絶句する独特の光景が広がっている。パックに無造作に詰められた「100円焼きそば」や、異彩を放つ色鮮やかな「ウインナー炒め」。格安で提供されるB級グルメの数々は、単なる節約メニューを超えたひとつの食文化だ。
これを支えるのが、関西圏の卸売市場や地場メーカーとの長年にわたる強固なパイプである。型落ちのパッケージ商品や大量仕入れによるスポット商品を迅速に裁くノウハウは、地域密着型スーパーならではの強み。大阪の食い倒れ文化の底辺を支えてきたのは、こうした現場の泥臭い調達力にほかならない。