華やかな催事場ですが、ネット上の評判や噂の中には事実と異なる誤解や、知っておくべき盲点も存在します。編集部の取材によって判明した実態を解説します。
誤解1:「物産展の価格は現地で買うより大幅に高い?」
「催事価格で上乗せされているのでは」という疑念を持つ消費者は少なくありません。これについて百貨店バイヤーへの取材を総合すると、生鮮品やスイーツの多くは現地直営店とほぼ同等の定価、あるいは運賃実費相当の5〜10%程度の微増に抑えられています。価格が高く見える主な理由は、百貨店仕様として「大粒のホタテ」「増量されたカニ」「催事限定のプレミアムトッピング」など、通常流通品よりも上位グレードの特注仕様で提供されているためです。単なる便乗値上げではなく、付加価値を高めた別注品であることが実態です。
誤解2:「チラシ掲載商品はいつでも買える?」
催事チラシに大きく掲載されている看板メニューの中には、「各日限定50点」「14時から数量限定販売」といったシビアな販売枠が設定されているものが少なくありません。現場の観察データでは、限定数の少ない商品は開店後15〜20分で整理券の配布が終了する傾向があります。チラシの写真を頼りに昼過ぎに訪れても購入できないケースが多いため、注釈に記された限定数と販売開始時間の確認が欠かせません。