夜間にサイレンが鳴り響く都島の交差点。赤色灯の光を吸い込むように、重篤患者を乗せた救急車が次々と滑り込んでいく。同院の心臓部といえるのが、大阪府内でも屈指の受け入れ実績を誇る高度救命救急センターだ。多発外傷、急性心筋梗塞、脳卒中、広範囲熱傷など、一分一秒を争う三次救急医療の最後の砦として機能している。
ドクターカーの運用やハイブリッド手術室の稼働により、病院到着前の初期介入から緊急カテーテル治療、開頭手術までがシームレスに連動する。救急医学・小児医療・周産期医療のスペシャリストたちが24時間体制で待機し、複数の重症患者が同時に搬送されても治療の質を落とさない強固な当直バックアップ体制が構築されている。