警察署の本来の使命は、地域社会の安全と平穏を守り抜くことにあります。報道発表や警察白書から見えてくる大阪府茨木警察署の事件・事故ニュースの動向において、近年特に警察署が危機感を強めているのが「特殊詐欺」の深刻化です。
公式発表資料によると、茨木警察署管内では、高齢者を狙った還付金詐欺やオレオレ詐欺だけでなく、SNSやマッチングアプリを介した「SNS型投資・ロマンス詐欺」の被害が急増しています。こうした犯罪の撲滅に向け、署は地域企業や金融機関との連携を強化してきました。現場の活動データを見ても、その成果は顕著に現れています。
「セブンイレブン茨木鮎川1丁目店」や「ファミリーマート茨木水尾店」のコンビニ店員が高額電子マネーを購入しようとした高齢者へ積極的に声をかけ、架空請求被害を未然に水際阻止した事例や、「ゆうちょ銀行茨木店」「三菱UFJ銀行茨木支店」の窓口職員が不審な大口出金を止めて感謝状を贈呈された実績が相次いでいます。警察署単体でのパトロールにとどまらず、街の日常インフラを巻き込んだ防犯ネットワークの構築が着実に進められています。
さらに、茨木市は立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)をはじめとする学園都市の側面を持つため、「大学生向け特殊詐欺被害・闇バイト加担防止キャンペーン」にも注力しています。春の全国交通安全運動や「安全・安心まちづくりの日」キャンペーンでは、駅前広場での花の種の配布や白バイ展示などを通じて、市民との心理的距離を縮める草の根の活動が続けられています。
また、名神高速道路茨木インターチェンジを抱え、国道171号線や中央環状線といった大動脈が走る茨木署管内では、大型車と歩行者・自転車の接触事故防止や、大阪府茨木警察署の道路使用許可審査における工事帯の安全確保が、街の重大事故抑止において極めて重い責任を担っています。