チケット完売後に急遽アナウンスされる「立ち見席(立見指定)」は、スタンド最後列(22列目)のさらに後方、コンコース通路の最後部に特設される。位置としては会場の最高部にあたるため、ステージ上の人物は指先ほどのサイズに映る。双眼鏡(倍率10倍〜12倍推奨)は必須アイテムだ。
だが、立ち見席を単なる「妥協枠」と切り捨てるのは早計だ。前列との間に段差と通路の手すりが確保されているため、前の観客の頭で視界が完全に塞がれる心配がない。視界が開けており、ステージ全体の演出を俯瞰で捉えるには絶好のポジションだ。
さらに、立ち見エリアは座席の縛りがないため、周囲への配慮を保ちつつも自由にリズムに乗れる解放感がある。完売公演に滑り込むラストチャンスとして、熱心なライブフリークの間ではあえて立ち見を狙う戦略も定着している。