少路を語る上で外せないのが、南北に走る通称「ロマンチック街道(府道43号線)」だ。この通り沿いに今、全国のグルメ通が注目する独立系の名店が続々とオープンしている。
大手チェーン店は姿を潜め、代わりに目立つのはオーナーの顔が見えるクラフトベーカリーや、オーガニック野菜にこだわるビストロ、そして世界大会で賞を総なめにしたパティシエのフラッグシップショップだ。路地裏に一歩入れば、看板すら出していない隠れ家サロンやローカルコーヒーロースターが点在する。消費されるためではなく、地域に根を張り愛されるために存在する店舗群。この独自のカルチャーが、わざわざ遠方から足を運ぶファンを引きつけて離さない。