大阪市に本社を置くヘソプロダクションは、これまでにもユニークな文房具やおもしろ雑貨を手掛けてきた「クリエイティブな仕掛け人」です。同社が明かした忖度まんじゅう誕生秘話には、圧倒的な企画力とスピード感が凝縮されていました。
連日ニュースで「忖度」という言葉が連呼される中、代表の稲本ミノル氏は「ビジネスの現場で、上司や取引先の顔色を伺いながら働くサラリーマンが、笑顔で差し出せる手土産を作れないか」と直感的に思い立ちました。コンセプトが決まってからの動きは極めて迅速で、企画立ち上げからわずか約2カ月という異例のスピードで商品化を実現させたのです。
パッケージには重厚感のある黒や金を基調とし、中央に威風堂々と「忖度」の文字を配置。さらに「忖度御礼」の熨斗(のし)風デザインや、饅頭ひとつひとつに施された「忖度」の焼き印など、細部にまでユーモアを徹底しました。この「本気でふざける」モノづくりへのこだわりが、大ヒットを引き寄せる決定打となりました。