自分だけの理想の一本を作り上げるカスタマイズ体験が、いま感度の高い層を魅了している。注文時にこだわりたいポイントは「フォント(字体)」「裏柄のモチーフ」「首紐の素材」の3要素だ。
字体には、江戸文字の代表格である「籠文字(かごもじ)」や「組木文字」が選ばれることが多い。表面に力強い漢字で名前や座右の銘を刻み、裏面には家紋、龍、鳳凰、あるいは自身の生まれ年を象徴する干支を配置するのが王道のスタイルだ。
そして現在の最新トレンドは、首紐の異素材ミックスにある。あえて伝統的な和風の組紐ではなく、極細のシルバーチェーンや上質なレザーコードを組み合わせることで、和の重厚感を残したままモダンなアーバンスタイルへ昇華させることができる。これが「自分らしさ」を表現する現代の粋なオーダー方法となっている。