一般的な国公立大学と防衛大の偏差値を横並びで比較する場合、数字以上の警戒が必要になる。人文・社会科学系はMARCHや関関同立の上位学部、あるいは中堅から上位の国公立大文系に匹敵する偏差値60台前半をキープ。理工学系は偏差値55前後と一見マイルドに見えるものの、数学・理科の出題内容は骨太な記述式が中心であり、基礎から応用への盤石な理解がなければ歯が立たない。
難易度を押し上げる最大の要因は、試験日程の早さだ。一次試験は毎年秋(9月〜11月頃)に実施される。共通テストや国公立大学の個別試験よりも数か月早いタイミングで行われるため、旧帝国大学や難関私立大学を本命とするハイレベルな受験生が腕試しとして大挙して押し寄せる。実質的な競合層の学力レベルは、見かけの偏差値より確実にワンランク上だ。