Koieのステージを観た多くのリスナーが抱く疑問が、「彼は帰国子女なのか?」という点です。海外フェスの巨大なステージで何万人ものオーディエンスを煽る流暢な英語MCや、ネイティブと遜色ない発音の英語詞からその噂が広まりましたが、Koieは帰国子女ではありません。
彼の英語力は、バンド結成後に海外ツアーを繰り返す中で、現地のクルーや海外アーティストと直接コミュニケーションを取りながら泥臭く磨き上げた「現場叩き込み型」のスキルです。恐れずに話しかけ、日常的に英語に触れる環境を自ら作り出した結果、世界中のオーディエンスとダイレクトに心を通わせる語学力を手に入れました。
そして彼の代名詞とも言えるのが、地響きのようなデスボイスと突き抜けるハイトーンシャウトです。フライスクリームやフォールスコードスクリームを的確に使い分け、エレクトロサウンドの重厚なビートに埋もれない強靭な音圧を生み出しています。ただ荒々しいだけでなく、楽曲の感情的な起伏に合わせてクリーンボーカルやスポークンワードを織り交ぜる卓越した表現力こそが、世界最高峰と称賛される理由です。