新神戸駅の構造的特性を知る地元利用者の間では、時刻表の数字だけでは測れない「現場特有の罠」が語り継がれています。SNSやネット掲示板のコミュニティで頻繁に報告されるのが、神戸の中心繁華街である三宮(神戸三宮)から新神戸駅へのアクセス遅延に伴う乗り遅れ事故です。
「三宮から地下鉄でわずか2分だからと油断していたら、地下鉄のホーム移動と新幹線改札への登りエスカレーターの行列で10分以上取られ、目の前で『のぞみ』を見送る羽目になった」という証言は枚挙にいとまがありません。新神戸駅は六甲山の山裾にへばりつくように設計されたトンネルとトンネルの狭間に位置する駅であり、コンコースから新幹線ホームまでの縦移動の動線が極めて長い構造になっています。
さらに、時期による混雑予想の波も顕著です。平日は朝7時〜8時台の新神戸発上り列車が関西・山陽筋のビジネス客で満席に達し、週末は金曜17時以降の下り、日曜夕方の上りが観光客やインバウンドで飽和します。特に新神戸駅の上りホームは待合スペースが限られており、改札内のカフェや待合室が混雑ピーク時に身動きが取れなくなる光景は日常茶飯事です。現場取材から導き出される防衛策は、最低でも発車時刻の15分前には新幹線改札を通過しておく時間設計です。