相撲部屋の胃袋を支える「ちゃんこ長」の真実!給料・秘伝レシピ・引退後

相撲部屋の胃袋を支える「ちゃんこ長」の真実!給料・秘伝レシピ・引退後

相撲部屋の胃袋を支える「ちゃんこ長」の真実!給料・秘伝レシピ・引退後の特集記事を解説します。役立つ情報がチェックできます。

大相撲の給与体系において、日本相撲協会から正規の月給が支給されるのは十両以上の「関取」に限られます。幕下以下の力士には場所ごとに支給される「力士養成員手当」があるのみで、原則として無給に近い生活を送ります。では、激務をこなすちゃんこ長に対して給料や手当は支払われているのでしょうか。

取材によって見えてくる実情として、協会公式の「ちゃんこ長手当」という制度は存在しません。しかし、多くの相撲部屋では部屋独自の特別手当や親方からの寸志、あるいは後援会(タニマチ)からの激励金という形で実質的な手当が支給されています。毎日朝早くから買い出しと仕込みに追われ、自身の稽古時間すら削って部屋全員の食事を支えている功績を評価するためです。

力士の食事事情にまつわる裏話としても、一般常識をはるかに超えるエピソードが存在します。

  • 1回の食事で消費される米と肉の量:所属力士が多い部屋では、1回の食事で米が一升炊き炊飯器で何台分(数十キロ)、肉や魚は20〜30kg以上、キャベツや白菜は箱単位で消費されます。
  • 序列による食事時間:相撲部屋の食事は厳格な階級制です。関取や親方が最初に席に着き、最良の具材を食べます。ちゃんこ長は、後から食べる若い力士たちのために具材を追加し、最後まで出汁の味を落とさないよう火加減や味の調整を続けます。
  • 差し入れの変幻自在な活用術:後援者から届く大量の野菜、魚介類、高級牛肉などを即座に見極め、無駄なく絶品料理へと昇華させる腕前が求められます。

ちゃんこ長は単なる料理担当にとどまらず、限られた食費予算の中で屈強な力士たちの胃袋を満たし続ける「財務管理官」としての側面も併せ持っています。

佐々木 一輝
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佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。