天沢聖司は、向原中学校に通う中学3年生(満14歳〜15歳)。作中屈指のキーパーソンであり、アンティークショップ「地球屋」の店主である西司朗の孫にあたります。整った顔立ちと秀才肌の知性を兼ね備え、女子生徒からの人気も絶大ですが、本人は周囲の浮ついた関心には目もくれず、自らの夢に向かってストイックに突き進む芯の強さを持っています。
彼が目指すのはバイオリン職人という極めて専門的で険しい道です。劇中では周囲の大反対を押し切り、本場であるイタリア・クレモナへの短期留学(修業の適性を測るための2ヶ月間の試用期間)を勝ち取りました。なお、柊あおい氏による原作少女漫画での聖司は「風景画家」を目指していましたが、宮崎駿監督のアイデアによってアニメ映画版ではバイオリン職人へと設定が変更され、少年の職人気質な一面がより鮮明に描き出されています。