式典では、天皇陛下が深い反省とともに平和への切実な願いを込めた「おことば」を述べられた。過去の歴史を正しく見つめ直し、戦禍の記憶を風化させてはならないという強いメッセージは、会場のみならず全国へ向けて発信された。
続いて登壇した内閣総理大臣による式辞では、国際社会が混迷を極める現状に対する懸念が示され、日本が率先して平和の灯火を守り続ける決意が強調された。しかし、かつてのような形式的な不戦宣言にとどまらず、いかに実質的な平和外交へと結実させるかが問われている。
武道館に響き渡るおことばを、参列者たちは静かに目を閉じ、一句一言をかみしめるように聞き入っていた。