健康志向の波も、この緑の葉への追い風となった。かつては経験則として「殺菌効果がある」「食中毒を防ぐ」と語り継がれてきたが、最新の食品生化学はそのメカニズムを分子レベルで解き明かしつつある。
注目を集めているのは、ポリフェノールの一種である「ロスマリン酸」とフラボノイドの「ルテオリン」だ。強い抗酸化作用に加え、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの遊離を抑制する働きが臨床試験で次々と報告され、花粉症や現代特有の慢性炎症に悩む層からの引き合いが急増した。サプリメントや抽出エキスパウダーの原料として大手製薬会社が産地と直接契約を結ぶ事例が相次ぎ、生鮮市場の相場を押し上げる要因にもなっている。