館内でもひときわ強いオーラを放っているのが、作中の主人公・風吹裕矢の愛機として知られるロータス・ヨーロッパ・スペシャルだ。純白のボディラインを貫く鮮やかな赤いストライプ、そしてリアウィングに刻まれた勝利の撃墜王マーク。単行本のページからそのまま現実世界へ抜け出してきたかのような完璧な仕上がりに、ファンならずとも息をのむ。
全高はわずか1,000mm程度。大人の腰ほどの高さしかない極小のミッドシップボディが、大排気量のモンスターマシンたちをコーナーで追い詰めていく——作中で描かれた「ジャイアント・キリング」の爽快感が、実車を目の前にするとリアルな手触りとなって胸に迫る。軽量化を極限まで追求したフレームワークや、スパルタンな操縦席を間近で観察できる体験は、まさにファン感涙のひとときだ。