この場所が脚光を浴びた発端は1995年、中国の高名な気功師・張志祥氏が「特異な気が発生している場所」として見出したことにある。だが、これを単なるオカルトやスピリチュアルの一言で片付けることはできない。
地質学的な観点から見れば、中央構造線は日本最大級の断層帯だ。巨大な断層同士が互いに押し合い、強烈な圧力が常に加わり続けている。地質学者の中には、岩石が高圧力を受けることで生じる「圧電効果(ピエゾ効果)」や、断層破砕帯における地電流の乱れが局所的な磁気異常を引き起こしている可能性を指摘する声もある。
科学的な実証と神秘主義の境界線。その曖昧さこそが、探求心をくすぐる最大のスパイスとなっていることは間違いない。