かつてSNSを席巻した極端なボリュームリップは、いまや一歩引いたポジションへと移りつつある。InstagramやYouTubeのショート動画では、唇を小さく品よく見せる「マイナスリップ」や「すっきりリップ」のハウツー動画がミリオン再生を記録。@cosmeやLIPSといったコスメレビュープラットフォームの検索ワードでも、輪郭補正やタイトな口元を作るアイテムのクチコミが急上昇している。
この動きに化粧品業界も敏感に反応した。従来の「ふっくら見せるプランパー」一辺倒から、唇のフォルムをミリ単位でコントロールできる超極細リップライナーや、素唇の赤みを自然にミュートするベージュ系リップベースが各社から次々とリリースされている。トレンドの振り子は、過剰な盛り感から削ぎ落とされた清潔感へと明確に振れているのだ。