インターネットの検索掲示板やSNS上で頻繁に飛び交うのが、「春日部女子高校は近いうちに共学化されるのか?」という疑問です。この噂の真相については、正確な事実関係の整理が必要です。
発端となったのは、埼玉県男女共同参画苦情処理委員が県教育委員会に対して出した「県立高校の男女別学を見直すべき」とする勧告です。この勧告を受けて県内12校の別学校(浦和高校、浦和第一女子高校、川越高校、春日部高校、春日部女子高校など)を巡る議論がメディアで大きく報じられました。
しかし、取材を通して判明している実態は異なります。同窓会や現役生、保護者を中心とした「別学の良さを守るべき」という強い要望を受け、県教育委員会は極めて慎重に議論を進めています。2026年入試時点において春日部女子高校の共学化が電撃的に実施される計画はなく、女子校としての募集と教育体制が完全に維持されています。ネット上の憶測に惑わされ、志望校から除外してしまうのは早計です。
もうひとつの盲点は、入試倍率の年度ごとの揺り戻しです。前年の倍率が低かった翌年は、一転して志望者が流入して倍率が跳ね上がる「隔年現象」が普通科・外国語科ともに見られます。倍率が1.0倍台前半に落ち着いているからといって油断せず、北辰テストでの基準点を下回らない実力を固めることが鉄則です。