芸能界と宗教の関わりにおいて、最も頻繁に議論の対象となるのが政治との距離感だ。特に創価学会を母体とする政治団体・公明党の選挙運動期間中、著名人が推薦コメントを出したり街頭演説の応援に駆けつけたりする光景は、古くから珍しくない。大物司会者やバラエティの第一線で活躍する人物の意外な信仰心が噂される背景には、こうした公の場での政治的支援活動が直接的な引き金となっているケースが多い。
だが、噂のすべてが事実に基いているわけではない。根拠のない都市伝説が一人歩きし、特定の宗教法人と無関係なタレントまで「学会員である」とラベル貼りされる風評被害も常態化している。確かな一次情報に基づく調査報道の視点なしには、情報の真偽を見極めることは不可能だ。