現在の宏洋氏は、単なる「告発者」に留まらない。東京都内でコンセプトバーを経営する傍ら、自身の劇団を立ち上げ、舞台役者や映画監督としての活動に力を入れている。彼の創作活動の根底にあるのは、宗教という巨大な呪縛からの精神的解放だ。
「親が作った神殿」から飛び出し、「自分の力で稼ぐ」こと。そのプロセス自体が、彼にとってのリハビリテーションなのかもしれない。イベントや舞台には、彼の生き方に共感する若い世代や、いわゆる「宗教二世」問題に関心を持つ人々が集まる。そこには、かつての厳格な儀式とは対極にある、生身の人間同士の熱量が存在する。