川口真五の俳優人生を語る上で欠かせないのが、2000年代初頭のヒット作で見せた強烈なパフォーマンスです。1977年2月4日生まれ、愛知県出身の彼は、モデル活動や端役を経て、2003年のフジテレビ系ドラマ『ウォーターボーイズ』で男子シンクロチームのメンバー(川島役)として注目を集めました。
そして2005年、彼の代名詞となる『仮面ライダー響鬼』の戸田山登巳蔵(仮面ライダー轟鬼/トドロキ)役に抜擢されます。師匠である斬鬼(ザンキ/演・松田賢二)を一心不乱に慕い、愚直なまでに己を鍛え上げるトドロキの姿は、多くの特撮ファンのみならず一般視聴者の涙を誘いました。当時の制作発表や雑誌インタビューにおいて、川口は「泥臭くても真っ直ぐにぶつかるトドロキの生き様に、自分自身の役者魂を重ね合わせていた」と述懐しています。
その後、2009年の『仮面ライダーディケイド』でも同役で再登場を果たし、後続の平成・令和ライダーシリーズのクロスオーバー作品や『牙狼〈GARO〉』シリーズなどのダークファンタジー作品でも確かなアクションと芝居を披露。特撮界におけるレジェンド俳優のひとりとして、現在もリスペクトを受け続けています。