インターネット上の掲示板やSNSで「川村学園女子大学はFランでやばいのか」という刺激的な言説を目にすることがあります。結論から言えば、予備校の定義する「BF(ボーダーフリー=不合格者が極めて出にくい状態)」の学科が存在する点において、形式上いわゆるFランク大学の括りで語られることは否定できません。
定員割れが生じる背景には、主に以下の3つの構造的要因が存在します。
第一に、全国的な18歳人口の急減と女子大学離れです。共学志向の高まりや都心回帰の波を受け、中堅・中堅下位の女子大全体が厳しい志願者獲得競争に晒されています。
第二に、キャンパス立地と通学アクセスの課題です。主要学部が置かれている我孫子キャンパスは自然豊かな学習環境を誇る一方、都心部から通う学生にとっては通学時間がネックとなり、都心型大学に志望者が流れやすい構造があります。
第三に、総合型選抜や学校推薦型選抜へのシフトです。年内入試で定員の多くを確保する募集戦略を取っているため、2月の一般入試における志願者数が絞られ、結果として一般入試の偏差値が見かけ上低下しやすい側面があります。したがって、「教育内容が劣悪でやばい」というわけではなく、入試構造と社会トレンドが生み出した数値的な結果であると捉えるのが実態に即しています。