島根県出雲地方は日本海に面しており、「弁当忘れても傘忘れるな」という山陰特有のことわざ通り、天候が極めて変わりやすい地理的特徴を持ちます。出雲大社季節別服装対策を怠ると、急激な体調悪化を招きかねません。
春・秋(3月〜5月/10月〜11月):名物「出雲おろし」の突風対策
春先や神在月(旧暦10月・現行11月頃)の出雲は、北山山脈から吹き降ろす冷たい強風「出雲おろし」に見舞われます。 * 日中は日差しがあっても、朝夕は気温が一桁台まで急降下します。 * 防風性に優れたトレンチコート、マウンテンパーカ、あるいは大判のストールを必ず携帯してください。 * フレアスカートなど風にあおられやすい形状の服は、境内での立ち居振る舞いに支障をきたすため不向きです。
夏(6月〜8月):玉砂利の照り返しと社殿内の冷房差
盆地に近い出雲平野の夏は湿度が高く猛烈な蒸し暑さとなりますが、日差しを遮る木陰は参道の一部に限られます。 * 白い玉砂利からの強烈な紫外線・照り返しを防ぐため、日傘やUVカット機能付きの薄手カーディガンが必須です。 * 吸湿速乾性に優れたリネン混のシャツや通気性の高いスラックスを選び、熱中症対策を万全に整えてください。
冬(12月〜2月):日本海の雪交じりの雨と底冷え
山陰の冬は、霙(みぞれ)や湿った重い雪が断続的に降り注ぎます。社殿内は暖房設備が限られており、板張りの床から足元が強烈に底冷えします。 * 防水・撥水加工が施された防滑ブーツやトレッキングシューズを推奨します。滑りやすい革底のビジネスシューズは転倒の危険があります。 * ロングダウンコートに加えて、厚手のウール靴下、インナーダウン、携帯カイロを用意し、万全の防寒体制で臨んでください。