手元にあるiPhoneのカメラを起動してそのままシャッターを切るだけでも、コンピュテーショナルフォトグラフィの恩恵で十分に綺麗な写真は撮れます。しかし、Appleが標準状態で設定しているパラメーターは、あくまで「本体ストレージの圧迫を抑え、万人に扱いやすいバランス」を最優先した妥協点に過ぎません。
例えば、近年のモデルに搭載されている高性能センサーは最大4800万画素(48MP)の解像力を誇りますが、標準の撮影モードではデータ量を抑えるために1200万画素や2400万画素へ自動的に縮小処理(ピクセルビニング)が行われています。また、動画機能もフルHD(1080p/30fps)にとどまる設定になっているケースが珍しくありません。
「せっかく高価な最新機種を買ったのに、なぜかSNSで見かける写真ほど鮮明に写らない」と感じているなら、原因はハードウェアではなく設定にあります。センサーの限界性能を引き出すスイッチを能動的にオンにすることが、クオリティを高める第一歩です。