赤ちゃんの体が外の世界へと出た直後、分娩室の静寂を破って響き渡る「オギャー!」という最初の泣き声。この産声を聞いた瞬間の気持ちは、それまでの苦痛を一瞬で消し去るほどの強烈なカタルシスをもたらします。
「息が止まるほど痛かったのに、産声が聞こえた瞬間に自然と涙がボロボロこぼれて『生きて産まれてきてくれてありがとう』しか頭になかった」「無機質だった医療機器の音が消え、赤ちゃんの声だけが部屋中に響いた瞬間、世界が一変したように感じた」といった出産の瞬間感動エピソードは枚挙にいとまがありません。
脳内では苦痛を緩和するエンドルフィンや、強い愛情と母性を促すオキシトシンが一気に分泌されるため、極度の疲労のなかにありながらも、全身が温かい多幸感に包まれる神秘的な瞬間が訪れます。