明治天皇の玄孫という重々しい肩書を持つ憲法学者と、小室哲哉プロデュースで一世を風靡した歌姫。この交わるはずのなかった二人の線が交差したこと自体が、当時のエンタメ界における最大のミステリーだった。竹田氏はテレビ番組での共演を機に猛アタックを開始し、バラの花束を贈るなど情熱的なアプローチを展開した。
一方、華原は精神的な浮き沈みを乗り越え、歌手としての復活をかけた大事な時期だった。彼女の不安定ながらも剥き出しの人間性と、竹田氏の理路整然としたキャラクターは、あまりにも対照的で、世間は固唾をのんでその行方を見守っていたのだ。