バラエティタレントにとって、エピソードトークを「盛る」のは日常茶飯事だ。視聴者を楽しませるため、あるいは番組のオチをつけるために、多少の誇張や脚色は暗黙の了解として許容されてきた。しかし、中川翔子の場合はその境界線が極めて曖昧に捉えられている。
ネット民が彼女に向ける怒りの本質は、彼女が「嘘をついて自分を良く見せようとしている」と感じる点にある。本物のオタクであるはずの彼女が、時ににわか知識を露呈したり、過去の発言と矛盾するエピソードを語ったりするたびに、アンチは「ビジネスオタク」「虚言」と書き立てる。エンターテインメントとしての誇張が、ネットの冷徹なファクトチェックによって「悪質な嘘」へと変換されてしまうのだ。