他の作品と比べても、本作の二次創作、特にオリジナルキャラクターの投稿数が際立って多いのには理由がある。それは「大正時代」という時代設定と、統一されたデザインコードの存在だ。
黒を基調とした鬼殺隊の隊服に、キャラクターの個性を表す独自の「羽織」を羽織る。この極めてシンプルかつ象徴的なルールがあるおかげで、絵を描く側は「どこをカスタマイズすれば自分らしさが出るか」を直感的に理解できる。和洋折衷が入り混じる大正ロマンの雰囲気も手伝い、モダンな私服を着せたり、洋風の小物を持たせたりしても世界観が崩れない。このデザインの「懐の深さ」が、創作のハードルを劇的に下げている。