純血種であれば、ジャパンケネルクラブ(JKC)などの血統管理団体によって詳細な犬種標準(スタンダード)が定められており、成犬時の体格や毛質の予測がつきやすい。一方でミックス犬には統一された血統基準が存在しないため、成長後にどちらの親の遺伝要素が強く発現するかは個体ごとに大きく異なる。
チワワ特有の立ち耳や丸い頭部が強く出る個体もいれば、トイプードルの面長な顔立ちと伸び続ける被毛を引き継ぐ個体もいる。この遺伝的ギャンブルとも言える不確定要素こそがミックス犬の特性であり、画一的ではない成長の変化を「期待外れ」と捉えるか、「個性的な成長の楽しさ」と捉えるかで評価が真っ二つに分かれるのだ。