Q1:歯科医院でマウスピース(ナイトガード)を作る場合、本当に保険適用になりますか?費用はいくらですか?
A1:はい、「歯ぎしり(ブラキシズム)」や「顎関節症」の治療目的と診断されれば、公的医療保険が適用されます。初診料や歯型採取、本体の作製費を含めて、3割負担の方であれば総額約3,000円〜5,000円程度で本格的なオーダーメイドマウスピースが完成します。受診の際は「エラを小さくしたい」という審美目的のみを伝えるのではなく、「朝起きたときに顎が痛い」「家族から歯ぎしりを指摘された」といった自覚症状を正確に医師へ相談することが重要です。
Q2:マウスピースを使うと「面長(顔が長くなる)」になるという噂は本当ですか?
A2:基本的には誤解です。就寝時に厚さ2〜3mm程度の器具を挟むため、装着中は一時的に噛み合わせが高くなりますが、それによって頭蓋骨や顎の骨が縦に伸びることはありません。むしろ、エラの横幅の張りが落ち着くことで、相対的に顎先のラインが目立ち、フェイスラインがシャープになった結果として「縦の印象が強調された」と感じる人がいるのが噂の背景です。ただし、不適切な市販マウスピースを使用して奥歯が異常に圧下(沈み込み)してしまった場合は、実際の噛み合わせが狂うリスクがあるため注意してください。
Q3:日中もマウスピースを着けて過ごしたほうが、エラ張りは早く治りますか?
A3:原則としておすすめできません。歯科医院で処方される保険適用のナイトガードは、就寝時の過剰な力を逃がす設計になっています。日中に装着し続けると、発音や会話に支障が出るだけでなく、日中の自然な唾液分泌や咀嚼運動を妨げる可能性があります。日中の食いしばりに対しては器具に頼るのではなく、「上下の歯を離す」「唇を閉じて舌を上顎につける」という姿勢を意識する行動療法(認知行動療法)を行うのが最も効果的です。
Q4:マウスピースを作ってからどれくらいの頻度で通院や調整が必要ですか?
A4:完成して受け取った後、通常は1〜2週間後に「噛み合わせの当たり具合」をチェックするための再診が行われます。就寝中に強い力で擦り合わせるため、素材が削れて特定の部位だけ強く当たるようになることがあります。快適に使用し続け、かつ安全にフェイスラインを保つためには、3〜6か月に1回の定期検診時にマウスピースを持参し、歯科衛生士による洗浄と歯科医師による微調整を受けることが推奨されます。