医療機関の診察室で必ず実施されるのが「引き起こし試験」と呼ばれる手技です。これは、仰向けに寝かせた赤ちゃんの両手首、または前腕を優しく握り、ゆっくりと45度から60度の角度まで上半身を引き起こした際、頭部がどのように追従してくるかを試す検査です。
首座りが完了している赤ちゃんの場合、手を選んで引き起こすと同時に自らアゴを引くような仕草を見せ、頭部が胴体と一直線、あるいはやや先行する形でついてきます。背中の筋肉と腹部の筋肉がバランス良く協調して働いているため、首が後ろに置いていかれることはありません。
一方で、判定が微妙なケースや「引き起こし試験」で後れるケースでは、上半身を起こしても頭部がだらりと後ろに垂れ下がったまま(ヘッドラグ)になります。焦って無理に引っ張る行為は関節や筋肉を痛める原因になるため絶対禁物ですが、この追従性の有無が首座りの完全完成を測る決定的な判定ラインとなります。