「紙巻きタバコをやめて加熱式タバコ(アイコスやグローなど)にしたから大丈夫」と考える男性は少なくありません。しかし、生殖機能の観点から言えば、その認識は大きな誤りです。
加熱式タバコはタールこそ削減されているものの、紙巻きタバコと同等レベルの高濃度ニコチンを依然として含んでいます。ニコチン自体が精巣組織を萎縮させ、男性ホルモン(テストステロン)の分泌を抑制する毒性を持つため、精子形成への打撃は回避できません。
また、蒸気に含まれる微小粒子状物質や重金属、香料添加物が精巣毒性を持つことも動物実験や最新の臨床レポートで相次いで指摘されています。電子タバコ(VAPEなど)を含め、「煙が見えない・嫌な匂いが少ない=精子に安全」という免罪符にはならないのが医学的なコンセンサスです。